きつく淹れた珈琲をすすり

始発バスに合わせて配偶者をバス停に送る。

一言の会話もないまま彼は車を降りる。

降りた瞬間から よれたおぢさんの顔から

しゃきっとしたおぢさんの顔になる。

それは 私が顔面塗装をし終えた時と似てる気がする。