作 佐藤 忠良

《夏》

この夏の思い出はと 問うてみる。

長い間逢いたかった人に逢えた。

数えきれない程人の情に支えられた。

ありがたいと心底思える夏だった。

玉置浩二の「夏の終わりのハーモニー」

砂を噛むような思い出も いつの間にかどこかへいってしまった。