実家で暮らしてる頃 朝 母の作った味噌汁の香りで目が醒めた。

換気扇のない家で育った私は その味噌汁香りが目覚まし代わりだった。

そんなことを この階段を見ながら思いだした。

日の当たる南側の階段は、私にとってくつろぎの場所で 薄暗い北の階段は秘密基地にいるようだった.

 於 八幡杜の館