久しぶりに戻った郷は、相変わらず郷を囲む山々からおろす風に包まれていました。

亡き父母の遺品を片付け 実家に預けていた私が独身の頃の宝物を引き揚げてきました。

父母の遺品を触るごとに心の中で懐かしい箱を開けるようで

私が幼い頃に着た着物がでてくれば 眼を細めて見てくれた父母の顔を思い出し

時が経つことは、思い出を上書きしていくような所作を重ねていくのだと

改めて感じました。

このまま この場所にすべて置いておきたいけど そうはいかない現実

処分することの必要性の直面これが今なのだと自分に言い聞かせ掌に父母のぬくもりを思い浮かべながら

片付けてきました。

今日の一枚は 片付け休憩中におにぃ(長兄)夫婦と共におにぃ夫婦の秘密基地に出かけた時に出会った風景です。