なにをおもう [ぐりりん村]
下働き先の建物の脇にある公園
古木が沢山あるのね。
その古木の一本に見つけた この空き缶
私は、ゴミ拾い用の長いトングでこの空き缶をつまんで
中身があるかも知れないから さかさまにしてみて
これは、私の一つのお役目だから 当たり前のことだけど
この作業をしながら 井上陽水の 「人生が二度あれば」が頭の中で何度も繰り返し流れた。
井上陽水 人生が二度あれば
ここで麦酒を呑んで楽しかったのだろうか?
それとも辛かったんだろうか?
ここにこの空き缶を置いたことで 自分の存在を知らしめたかったのではないかと
この人の人生が二度あれば ゴミは然るべき場所へ 思いは心の中に
そう思えるのは きっとこの日暑かったからだろう。